「イタイイタイ病のえほん　みよさんのたたかいとねがい」
絵本の著者　金澤敏子さん
　「イタイイタイ病を若い人に伝えるのはとっても難しいことなんですね。でも、私たち県民にとってイタイイタイ病は忘れてはいけない出来事だと思っていますので」

神通川流域で発生した公害病、イタイイタイ病について子どもたちに語り継いでいこうと、県内の市民団体が、女性患者の苦難に満ちた人生を描いた絵本を完成させました。

イタイイタイ病の原因となったカドミウムを排出した企業に、患者らが賠償を求めた裁判で勝訴してから、ことしで５０年となるのを記念して市民団体の「イタイイタイ病を語り継ぐ会」が作りました。

　団体ではこの絵本を、イタイイタイ病を語り継ぐ新たな試みとしていて、家族や学校での読み聞かせに利用してほしいとしています。